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山神丸の一日
底引き網漁船の朝は早い。
陽は遥か東の空に潜んで朝と呼ぶには早すぎる午前一時半 山神丸漁業の船員たちは石巻西港に停泊する第二山神丸の前に集合し、準備をして出航の時を待ちます。
午前二時 第二山神丸は僚船の海王丸とともに金華山沖に向けて出航します。 出航とともに甲板員は船橋下の休憩室に向かい、次の仕事までベットで休息をとります。
操業場所はその日により異なりますが、主に牡鹿半島の南東沖から南西沖にかけての場所であり石巻港からは直線距離で30~40km離れた場所となります。 一時間ほど船を走らせた午前3時ごろ、操業場所に到着し休憩室に仕事開始のベルが鳴り響くと眠っていた甲板員も目を覚まし仕事にとりかかる準備をします。 外はまだ夜空と海の境界が分からないほどの真っ暗闇ですが船の甲板だけライトに煌々と照らされる中、トロール網を海へと沈める作業が始まります。 底引き網漁はワイヤーとウィンチ操作の多い仕事であり、常に危険と隣り合わせであるため緊張感漂う中作業が進められます。
15分ほどで網を入れ終わると網を2時間半ほど船で曳くためその間再び休憩時間が訪れます。 次に仕事開始のベルが鳴り響くのは午前5時過ぎ、陽は既に上り鋭い日差しが海面をきらめかせます。
船橋で船長がレバーを操作すると船橋すぐ下の巨大なウィンチが回り始め、海に沈んでいたワイヤーが巻き取られていきます。 しばらくすると海中からオッターボードが姿を現し、オッターボードを船に固定し終わるとウィンチの回転数も一気に上がって勢いよくワイヤーを巻き上げていきます。 数分間巻き取り続けていると、ついに網が海中から揚げられます。 網を甲板の上に吊り上げ、縛っていた紐をほどくと勢いよく漁獲物が放たれます。 甲板上にはヒトデなどに交じって巨大なアンコウからタコまでさまざまな海の生き物が広がります。
網の中の漁獲物をすべて出し切ったらすぐに再び網を海中に入れ、同時並行で漁獲物の選別が始まります。 特に生きているアナゴやヒラメは生かしたまま水揚げすると活魚として高値で売ることができるため、漁獲物の中から急いで見つけ出し、活魚水槽へと入れます。 その後漁獲物をタコやそれぞれの種のカレイ、イカなどに分けてかごに入れていき、魚倉にある氷の詰まったタンクにしまって一仕事が終わります。
比較的漁獲物の少ない夏の時期は網上げから選別が終わるまで一時間ほどであるため、網を引いている2時間半から1時間の仕事時間を差し引いて1時間半ほど休憩時間が確保できます。
このような網入れから選別までの作業を一日に5回繰り返すため、最後の選別作業が終わるのは午後4時過ぎになります。 5回の網入れが終わると帰港するために船は石巻漁港に向けて全速力で走ります。
船を走らせている間甲板員は明日の仕事に向けて網の補修などの作業に取り掛かります。
午後5時半 山神丸は石巻漁港に入港し、一日の漁獲物を水揚げします。 陸ではフォークリフトが待ち構えていて手際よく漁獲物の入ったタンクや樽を魚市場内に運んでいきます。
水揚げ作業は一時間ほどで終わり、船は停泊するために西港に向けて再び走ります。 船を着岸させ仕事が終わるのは午後7時ごろ、17時間に渡る船上の時がようやく終わりを迎えます。
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